野菜や果物を干すと栄養満点!!【保存も作り方も簡単お手軽!】

「ドライフルーツって聞くけどドライベジタブルってあるの?」
「野菜を干すことでどんな良いことがあるの?」
「簡単に作れるのかな?作り方や保存方法はどうするのかな?」←このような疑問にお答えします、

✔︎本記事の内容

・干し野菜のメリットと効果
・干し野菜を買うときの注意点
・干し野菜を自分で作ってみる
・干し野菜の保存の仕方

結論

干し野菜の一番の魅力は生野菜と比べての栄養価の違いです。

各ビタミンやカルシウム、鉄分と格段にアップされ、室温保存できかさも減って保存場所に困りません。

調理に使うときも手間がかかりませんし、良いことづくめなので積極的に利用しましょう。

干し野菜のメリットと効果

干し野菜のメリットと効果

生野菜は季節や天候で価格の上下が激しいです。

ここでは干し野菜のメリットと効果を解説していきます。

干し野菜のメリット

干し野菜・・・野菜を乾燥させることは、昔からの食に対しての先人たちの知恵です。

旬の野菜は大体その時期には安価に手に入れることができます。

そういった時にたくさん買ってご自身で干せば、
保存食として時期が過ぎた後でも美味しく食べることができます。

また干したことで野菜自身の水分が抜けるので、
本来の大きさよりも小さくなりかさばらず長期保存が可能になります。

それに干して乾燥させることで、野菜の細胞膜が破壊されそこから旨味や栄養素がたくさん出てきます。

栄養価のアップされた干し野菜ならなおさら栄養をとることができ、体がよろこびますよ。

干し野菜、調理するときの4つのメリット

・調理時間の短縮ができる(火の通りが早い)
・味が染み込みやすく、うま味や甘味が引き出せる。
・うま味や甘味のおかげで調味料の量を減らすことができる。
・煮崩れなんか気にならないし、そもそもその心配がない。

干し野菜の効果【5つあります】

ここでは5つの効果を解説します。

・栄養価のアップ
・うま味のアップ
・甘味のアップ
・長期保存ができる
・ひとつの食材で楽しみ方が増える

栄養価のアップ

野菜を干して乾燥させることで、
食物繊維・鉄分・カルシウム・ビタミンB群・ビタミンDなどの栄養価が高まることがわかっています。

ただ水溶性のビタミンAやCそして葉酸やカリウムは減ってしまいますが、
これらは生野菜や他の食べ物で補うことにしましょうね。

特に天日干しされたものは、栄養価が高くなることがわかっています。

うま味のアップ

干ししいたけから「グアニル酸」ドライトマトから「グルタミン酸」という「3大うま味成分」のうちの2つが、しいたけとトマトからの戻し汁からとることができます。

甘味のアップ

キャベツなどの葉野菜などはそれ自体の甘味や歯応えがアップして、果物などは甘味が何倍にも倍増され酸味のあるものも食べやすくなります。

長期保存ができる

野菜本来持っている水分が抜けるので、腐りにくくなり常温温度での保存での長期にわたる保存が可能です。

ひとつの食材で楽しみ方が増える

同じものでも干したことで生とは違う味わいが楽しめます。

また一度乾燥させたものを戻すと、あきらかに食感が変わります。

うま味や甘味、食感を楽しめる干し野菜を積極的に食べたいものですね。

干し野菜を買うときの注意点

干し野菜を買うときの注意点

干し野菜(ドライベジタブル)やドライフルーツを買うときの注意点ですが、
出来るだけ天日干しかフリーズドライのものを買うことをお勧めします。

やはり天日干しされたものは栄養価が高いですし、
フリーズドライされたものも同様に栄養価が高いということがわかっています。

フリーズドライとは凍らせることで乾燥させる技術のことです。

またお勧めできないのが熱風乾燥された干し野菜です。

これは強制的に暖かい風を当てることで乾燥されるので、
野菜本来持っている成分が損なわれてしまうことがあります。

また熱風を起こすためのヒーターに揮発性の燃料を使うことで、
その匂いがまれに移ってしまうこともあるので品質的にもお勧めできません。

干し野菜を自分で作ってみる

干し野菜を自分で作ってみる

干し野菜は自宅でも簡単に作ることができるので、チャレンジしてみることをお勧めします。

あと干し野菜を作る季節は、空気が乾燥している冬がお勧めです。

ドライとセミドライ

また完全な乾燥状態(ドライ)とセミドライという2種類の干し方があります。

それぞれ天日干しするときの干している時間が違い、乾燥度合いが違うことで保存期間が違ってきます。

干すものの大きさにもよりますが晴天時ドライにするなら1~3日干し、セミドライの場合は半日ほどの干し時間で出来上がります。

ドライは常温での長期保存が出来ますが、セミドライは冷蔵庫での保存で生野菜と同じ保存期間となります。

また調理するときドライは水で戻したりしますが、セミドライはそのまま調理できます。

干し野菜に向いてる野菜たち

ここでは干し野菜に向いている野菜や果物を紹介します。

●きのこ類
●根菜類
●実野菜
●茎野菜
●葉野菜
●果物

の6つがあります

●きのこ類

・しいたけ
・えのきたけ
・まいたけ
・しめじ

干すことで旨味がアップするきのこ類はドライ・セミドライどちらでもお勧めです。

●根菜類

・大根
・人参
・かぶ
・ごぼう
・レンコン
・さつまいも
・かぼちゃ

元々の水分量が少ないので、簡単に作ることができます。

●実野菜

・トマト
・きゅうり
・ピーマン
・パプリカ
・なす

水分が多いのですがまだ作りやすいと思います。トマトは中のタネをとって干すことをお勧めします。

●茎野菜

・玉ねぎ
・アスパラ
・ブロッコリー
・セロリ
・しょうが

繊維質な茎野菜は歯応えがいいので味わい深い料理ができます。

●葉野菜

・キャベツ
・白菜
・小松菜

キャベツなどは本来の甘味が増しますし、歯応えのある食感が美味しさを倍増させます。

●果物

・ぶどう
・りんご
・バナナ
・キウイ
・いちご

などが干し野菜に向いている野菜です。

注意:水分量の多い野菜は干している途中でカビが生えたり、腐ってしまったりする場合がありますので天候や気温など気をつけて干してください。

干し野菜を作ってみる

干すだけで簡単にできる干し野菜、難しいことは一つもありません。

手順は次の通りです。

・まず野菜や果物をよく洗います。
・それぞれ使う用途を想像して、それに合った大きさにカットします。
・ザルやネットに重ならないように広げて並べます。
・時々ひっくり返しながら干してあげます。
・あとはドライ・セミドライと状態に合わせた干し時間で干します。
・2日以上干す場合は、夜は一旦取り入れて保存袋に入れて冷蔵庫に入れて保存して、翌日改めてザルやネットに並べて干します。

ネットを使うときは専用の干しネットをお勧めします。

1~3段で全体を覆い風通しがよく鳥や虫がつきにくく、並べている野菜も風に飛ばされません。

電子レンジでも作れます

電子レンジの場合はお皿に刻んだ野菜を広げて5~6分ほど回してみて、
あとは様子を見ながら1分ほどずつ追加して乾燥させてください。

加熱時間は電子レンジのワット数や野菜の大きさや水分量にもよるので、付きっきりで慎重に試してください。

あとオーブンでも出来るらしいですが、焦がさないように気をつけてください。

また電子レンジやオーブンで行うと、光熱費がかかるということもお忘れなく。

干し野菜の保存の仕方

干し野菜の保存の仕方

良いことづくめの干し野菜ですが、保存方法を間違えるとせっかくの食材をダメにしてしまいます。

干し野菜は常温で長期保存できるからといって、保存方法を間違えるといけません。

水気や湿気は干し野菜の天敵なので、できれば乾燥剤を入れた保存袋や容器に入れて冷暗所で保存してください。

まとめ

干すことで栄養価や味のランクアップが期待できる干し野菜。
積極的に使ってみたいですし、作ってもみたいですね。
保存方法もそこまで神経質にならなくていいので、是非ご家庭に様々な干し野菜をストックしてみてください。

以上最後まで読んでいただきありがとうございました。

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山下 景史

調理師&料理家として37年以上の豊富な経験を持ち、居酒屋・食堂経営から雇われでカフェ店長まで、様々な仕事を経験。簡単かつおいしい料理レシピの提案と調理に役立つヒントを積極的に発信しています。大阪市内に在住し、家族は妻と可愛いい8歳の娘との幸せな時間を大切にすることが最優先!料理を通じて人々との素晴らしい“食の旅”を共有することに喜びを見出しています。

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